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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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気候災害を食い止めるには非常に制約のある状態(太平洋地域)

世界は気候災害の瀬戸際にあり、太平洋や世界的に大災害を与えると予測される事態を覆すには非常に制約のある状態にあると太平洋諸島フォーラム18か国の指導者たちは述べた。
PIF事務局長ヘンリー・プナ氏は月曜日に発表された国連の科学報告書は、地球は人間が招いた気候危機の瀕していることを裏付けていると述べた。この報告書は気候変動に関する国際パネル(IPCC)により発行され、人類に対してコードレッドの警告を発している。プナ氏が憂慮するのは海抜の変化だ。今世紀末までに2メートル上昇すると言われおり、2150年までには5メートル上昇は避けられないという。こうした海抜上昇により太平洋地域及び世界で数百万人の死者数が予測されている。また報告書によれば、異常な熱波、干ばつ、洪水など環境的に不安定な状態が頻繫に起こり、よりひどくなるという。プナ氏は、もはや口先だけではなく、行動が必要だと主張している。2019年太平洋諸島フォーラムのKainakiLua宣言では産業界が二酸化炭素排出を抑えるように国連が働きかけることを求めた。プナ氏は、人々が行動を起こせば気候変動に対して影響を与えられると述べ、今必要なのは政治的リーダーシップと気温上昇を1.5度に抑えるための行動だとした。
(Radio New Zealand/AUG11, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/448962/narrow-window-to-halt-climate-catastrophe-pacific-forum-leader