フィジーの全労働者に Covid-19 ワクチンを投与するよう指示する新しい規制の発表は、一週間もたたないうちに多くの人々に衝撃を与えている。バイニマラマ首相は、コロナウイルスに対する予防接種を国民に促すための厳しい新しいルールを明らかにし、それによると今年 11 月 1 日までに予防接種を受けなかった場合、フィジーの公務員は解雇されると言う。
上級公務員のAna氏は、 報道によりこの新しい規則について知ったが、ワクチンを打つか打たないかを決める国民の基本的人権を侵害するものだと思うと述べた。「私の体に関して、ワクチンがどのように働くかということは知らされた。そして選択の自由は奪われた」と彼女は言った。
「私はワクチン接種反対派ではありません。私はワクチン接種に反対でないし、他のすべての病気のためのワクチン接種をすべてしてきました。しかし、COVI-19 ワクチンに関しては、初めて導入され、データがあまりないので心配していました」Ana氏はワクチンを投与する意思があるかどうかを判断するためにさらに時間をかけたいと述べている。
アストラゼネカワクチンを配布するために使われた手段に疑いはないが、 Ana 氏は彼女の選択を通知するための適切なプロセスを望んでいると言及。 3 人の子どもを養育しなければならないアナは自分に選択肢が無いと感じているのだ。「より多くの人が摂取すれば、データの精度が上がっていくと分かっています。それにより、ワクチンもより危険生の低いものに改善されていくでしょう。ですから、血栓のリスクが低いとしても、まだ安心はできないのです。彼らは私の選択権を無視してしまったのです。今私はワクチン接種を受けなければならなくなってしまったのです。」Ana氏は、人権活動家に対し、「人権を直接侵害している」と行動を起こすよう呼びかけている。労働者の権利擁護者であるAnthony氏は、政府がフィジー最大の労働組合連合会（FTUC）で労働人口の７０％を占めるフィジー・トレードズ・ユニオン会議と、政府が協議していないことを考えると、首相の発表は驚くべきものだと述べた。「この規制が適切であるとは信じていません。この規制は法律に違反しています。雇用関係法は、この国の憲法です。特に憲法第 11 章 3 節。政府が基本的にワクチン接種を労働者の雇用条件にしているという点で、非常に危険な先例です。」と述べた。「これは、この国の労働者に課せられているものであり、政府が雇用にこのような条件を課す役割を果たすべきではないと私たちは信じています。労働者は労働協約を持ち、契約を結んでおり、雇用条件を変更する場合には、適切な交渉と団体交渉のプロセスが行われるべきです。」スバの弁護士のVosarogo氏は、Anthony氏の発言と同じように、「新たな規制が制定されたにもかかわらず、依然として憲法には、ワクチン接種を雇用条件にするには憲法違反の規定が存在している」と述べた。Vosarogo 氏は、今回の措置は、権利問題についてパンドラの箱を開けるようなものだとし、従業員がワクチン接種強制に異議を唱えると 100% 確信していると述べた。
「現在、法的には、ワクチン接種が治療なのか医療処置なのかが議論の開始点となっている。また憲法は、その手続きを検証するためには、他のいかなる考慮事項も考慮せず、事前の自由かつ十分な情報に基づく同意が必要であると主張しています。この新しい規定は、人々が望んでいるのではなく、自分の仕事を失いたくないため、あるいは安全保障の損失を恐れたり、生活の全般的な幸福を損ねないために、ワクチン接種をすることになる」とVosarogo氏は語る。「このような新しい規制は、信念から選択権を行使しようとする人々が差別的な非難を受けるリスクが高い」と、同氏は続けた。Vosarogo 氏は、導入された規制は違憲であり、専制的だと述べた。
これまでに、335,000人のフィジー国民少なくとも１回のアストラゼネカワクチンを投与し、首相は586,000人の目標を達成することを望んでいる。フィジーでは現在、 7000 例以上の Cvid-19 陽性症例があり、 死亡例は45 例を超えていると報告されている。　（Radio New Zealand/JUL10, 2021）
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/446564/condemnation-of-fiji-govt-decision-to-dismiss-unvaccinated-workers