バヌアツ最高裁は、19名の議員の除名とする国会議長の決断を指示した。これは、ラフマン氏とその支持政党であるVanua'aku Patiによる政権が崩壊するきっかけとなるとみられる。
今週初め議長職を辞したShadrack氏は首相であるラフマン氏を含む19名の国会議員が3週間連続で議会に欠席したとしてこの決定を下し、19名は憲法による権利を侵されたとして訴え起こしていたがSaksak裁判官はこの訴えを退けた。この決定を受けて、バヌアツでは19名の補欠選挙が実施されることになりそうだ。間もなく、政権野党の党首であるRegenvanu氏は新たな政府の樹立を画策するようだ。彼が率いるGraon mo Justis Patiは昨年の選挙で1つの政党としては最多の議員を出している。19議席が無くとも、まだ52議席あり定足数には達している。Reenvanu氏の政党とその他の野党の18議席で多数派を形成することとなる。彼は、現状でも議長と首相を再任できるとしている。一方政権与党は議席を確保するための再度の選挙についても視野に入れて画策している。今回の最高裁の決定では、議員は議長の承認なしに3回連続で議会を欠席したら議席を失うという事となった。(Radio New Zealand/JUN 18, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/445045/vanuatu-supreme-court-confirms-19-govt-mps-lose-seats