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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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ポリネシアンパンサーズ活動50周年(太平洋諸島)

1971年6月17日、50年前の今日、太平洋諸島の6グループがオークランドに集結してポリネシアンパンサーズ党を結党した。アメリカの公民権運動のブラックパンサーに触発されてのことだ。1870年代のイブニングポスト紙の記事には明らかに太平洋諸島出身者に対する差別的な内容のものが記載されているほど、差別の歴史が続いていた。ポリネシアンパンサーズは人々に対して自分たちがいったい何者なのか意識させることから活動をスタートさせたという。しかし、白人、ヨーロッパ出身者、そして太平洋諸島の人々からも非難されたこともあったという。それでも、ポリネシアンパンサーズはアメリカのブラックパンサーとは一線を画し、平和的な抗議に徹した。法的権利のパンフレット配布、教会での活動、食糧支援などと共に、収監されている人々の家族が面会に行くための無料の交通手段手配など様々な活動をしてきた。50年がたち、パンサーズの活動はウェリントンの学校や太平洋諸島出身者のコミュニティー訪問活動が中心となっている。今週、オークランド大学で3日間にわたるパシフィックパンサーズ50周年記念行事を催すことになっている。(Radio New Zealand/JUN17, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/444893/polynesian-panthers-mark-50-years-of-activism