トンガ国立準備銀行は、仮想通貨は合法な貨幣ではないと発表した。貴族議員のFusitu’a氏が仮想通貨によるメリットを述べツイッターで導入の可能性を示唆したことを受けて、主要メディアがビットコインが合法通貨となりうるという報道をしていた。これに対し国立準備銀行は、ビットコインなどの仮想通貨への投資にはライセンスが必要であり、どのような企業に対してもライセンスは発行しないことを発表し、またトンガの外貨準備金を仮想通貨投資に充てることを否定した。これらの資金は国際的な信用評価が高くリスクが低い金融商品に対してなされるとしている。さらに、仮想通貨は、高品質で低リスク、という最低要件を満たしておらず、中央銀行のデジタル通貨でさえもトンガのような小さな島にふさわしいのかどうか未だ検討の段階にあると述べている。個人で仮想通貨に投資する場合は自己責任で決定するべきと警告を発した。(Radio New Zealand/JUN16, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/444846/tongan-reserve-bank-dampens-cryptocurrency-talk
トンガ
【経済・社会動向】
トンガ国立準備銀行が仮想通貨導入検討に水を差す(トンガ)
2021.06.18