5月19日開始のクック諸島でのワクチン接種を皮切りに、ニュージーランド政府はさらに1億2000万ドルを太平洋諸島の支援に投じると発表した。その後ニウエ、トケラウへと続くという。支援は、なおも感染拡大が続くフィジー、パプアニューギニアや、その他サモア、トンガ、ツバルにも向けられている。世界中に感染が拡大するCOVID-19は、地域全体で対応策を講じる方が効果があるとの判断による。ワクチンプログラムはCOVAXによる支援の一環としてサモア、トンガ、ツバルで開始されている。ニュージーランドはCOVAXでは足りない部分約80万人分をカバーすることを約束している一方で、オーストラリア・ユニセフと共にさらなる支援を予定している。また、観光産業の停滞で経済的に前代未聞の打撃を受けた太平洋諸島の国々に対して1億2000万ドル以上の経済支援をODAとして支出することも発表した。特にクック諸島とは双方向間の検疫なしの旅行が5月18日から開始されていることもあり、ワクチン接種は重要な課題だ。（Radio New Zealand/MAY14, 2021）https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/442482/nz-rolls-out-more-covid-19-support-for-the-pacific