太平洋諸島フォーラム事務局長はバイデン大統領が主宰したオンラインサミット会議での新たな気候変動に対する目標を歓迎した。しかし、太平洋諸島フォーラム事務局長のテイラー氏はその他の国々の行動が不十分であることに対して懸念を示した。また、テイラー氏はアメリカ、カナダ、日本、韓国が海外の石炭火力発電所への資金援助を停止する旨の決定を歓迎した。しかし、テイラー氏はその他の主な排出国が、緊急を要する世界の気候変動に対して強い意志を持って取り組んでいないことに対して失望したという。また、先進諸国は約束された2020年までの1000億ドルが拠出されていないことを知りながら、新たな気候変動に対応する財政支援が設定されなかったことに対して落胆したという。テイラー氏は、最近発表された、今世紀終わりまでの気温上昇を1.5度に抑えるという道筋には遠く及ばないという報告を例に挙げ、今回のサミットは、全世界の排出量の8割を占める経済先進諸国が参加した会議であったのだから、それ自体が転換点となるべきだったと述べた。(Radio New Zealand/APR27, 2021)https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/441266/pif-s-dame-meg-disappointed-at-lack-of-action-by-major-emitters
太平洋地域
【環境・気候変動】
太平洋諸島フォーラムテイラー氏、主要排出国の行動目標の低さに落胆(太平洋諸島)
2021.04.30