ミクロネシアの指導者たちは太平洋諸島フォーラムの他の加盟国から突然の謝罪を受けた。
クック諸島のヘンリープナ氏をフォーラムの事務局長に選出したことで生じた分裂を修復する目的で率直で忌憚のない意見交換が月曜日にオンラインで開催された。ミクロネシアのリーダーらは、マーシャル諸島のザキオス氏を候補者とし、彼が事務局長に選出されるものと考えていた。2月になり、ミクロネシア5か国のリーダーはこの選挙に対する抗議の意味を込めてフォーラムからの離脱を表明した。しかし、月曜日のオンライン会議において、パプアニューギニアのマラぺ氏、フィジーのバイニマラマ氏、サモアのトゥイラエパ氏および退任予定の事務局長テイラー氏らは、もっと他の解決方法があったはずだとして謝罪した。フォーラム議長のナタノ氏も、この地域の連帯を維持するべきだったとした。ナウル大統領のアインギメア氏は誠意のある謝罪に心が打たれたという。パラオのウィップス大統領は、太平洋諸島フォーラムのリーダーたちの謝罪で正しい方向に向かいつつあるとしながらも、更なる行動が必要で、フォーラムに戻るには謝罪以上の何かがあるべきだとしている。「変化が無ければ戻れない。」という。マーシャル諸島RNZ特派員のJohnson氏は、この謝罪は小さすぎて遅すぎた とみている。 (Radio New Zealand/APR28, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/441343/surprise-apology-to-micronesia-over-forum-election-row
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フォーラム事務局長選挙騒動に関してミクロネシアに突然の謝罪(太平洋諸島)
2021.04.30