太平洋諸島フォーラム(PIF)では、海洋に有害廃棄物を排出する計画を再検討するよう日本に呼びかけている。日本政府は、2011 年 3 月に発生した東日本大震災による津波で被災した福島原子力発電所から発生している処理水を太平洋に放出する計画を発表した。これに対し、PIF事務局長メグ・テイラー氏は、ラロトンガ条約の規定に基づき、同地域の指導者たちは、ブルー・パシフィックから放射性廃棄物を排除することを決意していると述べ、環境、健康、経済への影響など、太平洋に与える潜在的な被害に十分に対処するための必要な措置を、日本は十分に講じていないとの見解を示した。
同氏は、漁業や海洋資源は太平洋の生活にとって重要であり、保護されなければならないと述べた。日本政府に対しては、今後協議が実施され、専門家による独自の審査ですべてのフォーラム加盟国が納得するまで、排出実施の先送りを求めている。(Radio New Zealand/APR14, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/440427/forum-calls-on-japan-to-re-think-toxic-waste-dump-plans
太平洋地域
【海洋問題】
【環境・気候変動】
太平洋諸島フォーラム 有害廃棄物排出計画の見直しを日本に要求(太平洋諸島)
2021.04.19