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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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コロナワクチンの正しい情報を太平洋諸島出身者に伝える努力(ニュージーランド)

ニュージーランドの太平洋諸島出身者間でコロナワクチンに対する誤った情報が広まっている。
頭痛や、腕の痛みなどの副作用はあるものの重篤な症状は無く、専門家は、このワクチンの有効性と安全性を訴えて、イスラエルでのワクチン接種による入院患者減少についても言及している。ニュージーランド居住の太平洋地域出身者は、ヨーロッパ、マオリ、アジアに次ぐ多数派の民族だ。ニュージーランド保健省はこれらの人々に対してそれぞれの民族の母国語で説明するために150言語の通訳を介してワクチンの正しい情報を伝える努力をしている。しかしながら、ワクチンに対する正しい理解を得るにはまだ至っていないという。これら太平洋地域の人々のコミュニケーションは口頭での方法がメインであり、A4用紙の印刷物や、ウェブサイトでは理解を得られないからだ。会話的なアプローチをして初めて、誤った情報と闘う事ができ、それをしない限り誤った情報が蔓延してしまう恐れがある。一方、太平洋諸島出身者の7割が定期的に教会に行っており、これら教会の指導者たちもワクチン情報の正しい伝達のために一役買っている。しかしながら未だにワクチンに対する誤った情報を信じる少数グループが存在することも事実だ。(Radio New Zealand/MAR23, 2021)
https://www.rnz.co.nz/news/national/438769/battle-to-spread-truth-about-covid-19-vaccine-in-pacific-communities