パラオのウィップス大統領は4月1日より台湾とのトラベルバブルを開始することを発表した。
パラオはほとんどコロナ患者の発症していない国だが、1年間の国境閉鎖を経て、台湾からの観光客を受け入れることになる。台湾からコロナウィルスが持ち込まれることはほとんど無いというアメリカ保健省の見解もあり、ウィップス大統領は、リスクが限りなく低いことを確認してからの決定だと述べている。台湾はコロナウィルスがゼロではないが、効果的な予防措置を講じて感染を食い止めたことでしばしば称賛されている。パラオはアメリカとの緊密な関係もあり、モデルナ社のワクチンを数千回分すでに受け取っている国の1つだ。大統領によれば、4月17日までに成人の62%がワクチン接種を終了予定だという。在パラオ台湾大使のChow氏は、数か月に及ぶ話し合いを経てトラベルバブルの実施を決定したことを述べ、相互の信頼関係が国境を開けることにつながり、パラオから台湾への観光客も期待していると述べた。このトラベルバブルでは両国間のフライトが週2便で運航することを目標としている。
※トラベルバブル:アフターコロナに地理的・社会的・経済的に結び付きが強い隣国どうしが一つのバブルの中に包まれていると見なし、新型コロナウイルスに対する感染防止策を講じた上で海外旅行をする取り組みで、近隣の域内旅行を対象とする。
(Radio New Zealand/MAR18, 2021)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/438613/palau-to-open-travel-bubble-with-taiwan-from-next-month
パラオ
【観光開発】
来月より台湾とのトラベルバブルを開始(パラオ)
2021.03.19