米国国務省は、中国の影響に対抗するために、太平洋島嶼国向けのプログラムに 2 億ドルを支出することになった。
アメリカ政府は、中国の「貪欲な」行動が、この地域の安定と一部の国々の主権を脅かしていると主張し、米国の東アジア太平洋担当次官補サンドラ・オドカーク氏は、中国による問題行動がこの地域において拡大してきていると述べた。これには、略奪的な経済活動や、優れたガバナンスを損なう投資が含まれているとも述べた。
米国は、資金をパラオやPNGなどの国々に提供し、開発を促進し、中国との不当な競争から漁業産業を保護するとしている。米国国防省は最近、パラオや PNG の指導者たちと、これらの国々の国内に米軍配備を確立する可能性について協議を行った。オドカーク氏は、電話会議で新たな資金提供を確定したことを明らかにし、「太平洋島嶼国は自由で開かれたインド太平洋を育むために不可欠なパートナー」だと述べた。USAID は、太平洋地域での非合法で、報告されず、規制もうけない漁業に対処するために、 5 年間で 1,500 万ドルの持続可能な沿岸漁業管理プログラムを来年から開始する予定だ。(Radio New Zealand/NOV26, 2020)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/431485/us-offers-counter-china-funding-for-pacific-nations
太平洋地域
【経済・社会動向】
中国に対抗して米国が資金を提供(太平洋諸島)
2020.11.30