ミクロネシア地域の首脳らは、彼らの推薦者が太平洋諸島フォーラム(PIF)の事務局長に選出されない場合は、PIFから脱退する意向を示した。パラオ、ナウル、キリバス、ミクロネシア連邦、マーシャル諸島の指導者たちはKororで実施された会議の締めくくりにこの共同声明に署名した。共同声明には、PIFの一致団結は紳士協定が守られることが基本であり、この件に関しては交渉の余地は無いと記載されている。以前、レメンゲサウ大統領は「この問題が解決するまで、PIFへの会議への参加はみあわせる」と述べていた。ミクロネシア大統領のパニュエロ氏も、もしもこの紳士協定が守られないのであれば、我々がPIFに残る理由が見当たらないとした。ナウル大統領のエニミア氏は、ミクロネシア大統領事務局(MPS)の設立も視野に入れていることに触れ、事務局をナウルに置くこととなっていると述べた。この事務局は地域の第一優先事項と課題に取り組む機関になるという。彼らは、PIFの次期事務局長はミクロネシアからというコンセンサスがあったと主張し、Zackios氏を次期フォーラム事務局長として引き続き強く推薦していく。これはミクロネシアの団結とプライドを示すものであるとしている。これまでPIFにおいて指導的役割についたのミクロネシア出身者は1992年に任命されたキリバスのTabai氏だけで、それ以来その他の地域出身者が事務局長の役割を担っている。(Radoo New Zealand/OCT04, 2020) https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/427562/micronesian-nations-to-withdraw-from-forum-if-concerns-not-heeded
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【経済・社会動向】
提案が受け入れられなければフォーラムから脱退の意向(ミクロネシア諸島)
2020.10.09