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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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監査官が犯罪、横領その他を報告(マーシャル諸島)

過去6か月にわたり、マーシャル諸島の会計検査院に、政府に関わる犯罪や横領などに関する報告が数多く寄せられた。
先週、会計検査院長官のPatrick氏は議会において半期ごとの報告を発表し、着服、公金横領、政府小切手の偽造、事務所の不正使用や税金逃れなど、この半年で合計で13の新たな不正の申し立てがなされた。これらに加えて政府の資産や資金の窃盗贈収賄など33の不正の申し立たてがあった。現在の報告締め切りは先月であったが、会計検査院は8件に関してはより具体的な調査をすすめているという。また、海外にも捜査の対象を広げて、公金横領について調査している。捜査は継続して実施され、法に抵触するとなれば直ちに司法長官に報告が行くこととなっている。とPatrick氏は述べた。2月に最高裁において3名のマーシャル諸島国民がPatrick氏の調査の結果有罪判決となった。しかしこの有罪判決は調査が実施されてから22か月から3年の歳月がたってからのことだったので、有罪となった3名はすでにアメリカ合衆国へ出国してしまっていた。この3名は盗みや、社会保障プログラムの不正現金化や、公的物品の悪用や盗み、横領などに関わっていたという。
(Radio New Zealand/SEP19, 2020)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/426473/marshall-islands-auditor-reports-ongoing-abuse-of-office