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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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ブイによる津波警報(クック諸島)

トンガ海溝のハイテクブイがクック諸島に対して危険な津波を警報で知らせることとなる。
15基の津波感知ブイが太平洋に設置されることとなり、クック諸島にとってはこれは良い知らせとなった。ニュージーランドは、8月31日に海洋探査船がDARTブイ(深海での津波を報告するための装置)を設置するために出港したと発表。ニュージーランドの外務大臣であるWinston Peters氏は「ニュージーランドと太平洋諸島地域は特に自然災害に対して脆弱だ。適切な警報システムの設置は非常に重要だ」と述べた。クック諸島気象サービスのNgari氏はこれを歓迎し、「この種のブイがトンガ海溝とクック諸島の間に設置されるのは理想的だ。トンガ海溝での地震の早期感知は津波に早期に対応する準備にもつながる。」と述べた。2基のブイは出港から1か月かけてKermadec海溝に、3基はトンガ海溝に設置されるという。このDARTブイは、海面の変化を探知する。最新の科学によって、ニュージーランドではあまり強く感じられないKermadec海溝で起きるマグニチュード9までの地震を感じ取る。そして海岸に津波が達する前に、津波の発生を確認するように技術のテストが何度も繰り返されてきた。ニュージーランドは自然災害発生の際に常にまず太平洋諸島を支援をする国だとPeters氏は述べた。津波は人々の命を奪い、破壊するだけでなくその後回復するのに何年も必要とするような経済的な打撃を太平洋地域に与える。GNSの監視センターが365日24時間体制で監視にあたり、ブイからのデータを分析し、クック諸島やその他の国々に早期の警報を発することとなっている。来年にはさらに3基のブイがソロモン諸島、ニューカレドニア近辺に設置される予定だ。(Cook Islands News/AUG31, 2020)
http://www.cookislandsnews.com/national/weather/item/78318-cooks-to-be-warned-of-tsunamis