ニュージーランドに新たに気候変動に伴う移住に関しての研究所が創設された。
オークランド大学のアジア太平洋難民研究センターは気候変動によって移住を余儀なくされる人々に関して研究を続けてきた。迫害と気候変動によりこれまでにないほど多くの難民が生まれているとセンターのJay Marlowe教授は述べ、「迫害や闘争により生み出される難民についてもそうだが、気候変動とその脅威により住むところを失う難民の増加とその問題の大きさ、対処についても認識することが必要だ」と述べた。昨年全世界では2,500万人が気象の脅威により住むところを失った。そして、最も被害を受けた20か国のうちの7か国が太平洋諸島の国々だという。Marlowe教授は、この研究センターは太平洋諸島の地域と人々に焦点をあて、NGOや政府機関、学術機関と共に活動していく方針だと述べた。この研究所は法律、教育、保健、住居など様々な方面の専門家、そしてエコノミストなどを職員として多元的に取り組みを進めていくという。
(Radio New Zealand/JUL28, 2020)
https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/422160/research-centre-created-in-anticipation-of-climate-induced-migration-in-pacific
太平洋地域
【環境・気候変動】
気候変動に伴う移住に関しての調査研究所の創設(太平洋諸島)
2020.07.30