パラオのトミーレメンゲサウJr.大統領は紳士協定を順守すれば、次はミクロネシアからの代表が太平洋諸島フォーラム(PIF)の事務局長を務める番だとし、ミクロネシアが候補者を出すだろうと述べた。北太平洋が次期PIFの代表を務める資格があり、ミクロネシアの国々と協力してこの件を強く推し進めていくとも述べた。2019年、ミクロネシア地域の5人の大統領が駐米マーシャル諸島大使のGerald Zackios氏をPIF事務局長に推薦した。マーシャル諸島、パラオ、ナウル、キリバス、ミクロネシアの指導者らによる推薦であった。ミクロネシアの見解ではPIFの事務局長は加盟国が持ち回りで務めるべきだと理解しているとし、「これまでミクロネシア地域以外から多数の事務局長が選出されてきたことから、紳士協定に則れば、PIF次期事務局長はミクロネシア地域の代表が務める番であり、PIF事務局は現状を明確にする必要がある。というのも事務局長の地位は、PIFの一体感を示すからだ」とレメンゲサウ大統領は述べた。現事務局長のメグテイラー氏は、今年、3年任期の2期目を終えることとなっている。そして、ミクロネシア地域からの代表がPIF事務局長になった事実は未だかつてない。
(Radio New Zealand/JUN18, 2020) https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/419348/it-s-micronesia-s-turn-to-lead-pacific-islands-forum-palau-president
太平洋地域
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パラオ大統領「今度はミクロネシア地域が太平洋諸島フォーラムをリードする番」と発言(太平洋諸島)
2020.06.19