オーストラリアはパラオの2本目の海底インターネットケーブル敷設準備のための海洋調査に対して、56万1千米ドルを提供する。パラオの行政、企業のグローバル市場との連動、地域社会の連携のために、安定的でコストが低く接続速度の速いインターネット環境はとても重要だ。自粛生活を送る中で、学校での授業はオンラインで実施され、従業員は家で仕事をし、国際的なビジネスや政府の会合はインターネットで実施されることとなった。「オーストラリアがパラオのインターネット環境整備を支えることを誇りに思う。敷設のための海洋調査はこの環境を将来的に維持するうえでもとても重要だ」と在パラオオーストラリア大使のRichelle Turner氏は述べた。一方パラオ大統領のトミーレメンゲサウJr.氏は、「1本目のケーブルがダメージを受けても2本目の準備を重ねて進めることで、引き続き政府が電子サービスを提供でき、ビジネスのグローバル市場での運営を可能にし、家族がお互いにつながることができる。このように2本目のケーブル敷設は国家としての危機回復力を最優先事項としていることを意味する。オーストラリアの支援により、2本目のケーブルの敷設準備が整うことから、パラオ政府はオーストラリア政府に感謝している。」と述べた。この海洋調査の支援資金はBelau Submarine Cable Corporation(BSCC)に支払われる。BSCCは、EGS社からの専門的サービスを用いて海洋調査を実施し、敷設において日本企業のNECと契約を締結した。(Radio New Zealand/MAY13, 2020)https://www.rnz.co.nz/international/pacific-news/416509/australia-to-support-palau-s-internet-infrastructure
パラオ
【経済・社会動向】
オーストラリアがインターネット環境整備を支援(パラオ)
2020.05.14