世界保健機構(WHO)は、サモアのCovid19対応準備を支援している。サモアには入国港や保健施設などで、患者を振り分けることができる体温計が支給された。また、医療用マスク、手袋、ガウンなども支給されている。サモア保健省は人々に対して、Covid19の感染拡大防止のための正しい手洗い方法や咳エチケットなどについて周知努力している。一方、WHOはサモアが、最後の感染者発生が46日前であることから、はしか流行の終焉を宣言する見込みを立てていた。フィジーのカトリック教会は流行阻止の方策をとり、教会で聖水を用いない旨を発表した。また、正餐式の際に洗礼を受けた者がキリストの血とされるものをカップから順に口ですするという行為もミサで行わないこととなった。平和の証としての握手も、会釈に変更されるという。正餐式の前に神父はアルコール消毒を実施する。この対応はオーストラリアのカトリック教会組織の方法に準じて実施される。一方、ナンディ空港のインフラ整備計画はコロナウィルスによる財政的な負担により、停止となっている。 (Radio New Zealand/MAR11, 2020)
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サモア
【経済・社会動向】
WHOがCovid19対応準備を支援(サモア他)
2020.03.13