太平洋諸島はスペインで開催された気候変動会議に対しての失望を表明した。
COP25としてスペインのマドリッドで開催されたこの会議の主題は、来年に持ち越されたパリ協定の推進に関してであったが、オーストラリア、アメリカ、ブラジルなど少数の国が、排出量に関する厳しい規則を定めるより高い目標設定に異を唱えたのだ。議長であり、ツバルの首相であるKausea Natano氏は、気候危機に直面している小さな島国にとっては、こうした向上心や緊急性の認識の無さは、忌々しき問題だと述べた。
Natano氏は「国際的な共同体が気温上昇を1.5度に抑え、温室効果ガスの排出削減をして初めてこの地域の発展というものが存在する。この地域の集団的な政治組織である太平洋諸島フォーラムの宣言が他の団体や国々からの支持を得られなかったことはとても心細い状況だ。2020年はCOP25の残念な結果により、修羅場になると思う。」と述べた。
太平洋地域
【環境・気候変動】
COP25は全くの期待外れだったと議長が発言(太平洋諸島)
2019.12.26