世界銀行はキリバスの主要な水道計画に対して1500万ドルの支援を承認した。南タラワ水道計画は、キリバスで最も人口が集中する島の住民に対して、安全かつ気候変動時にも安定した水の供給を可能とすることを目的としたものだ。5800万ドルはアジア開発銀行から支援され、4163万ドルは緑の気候基金が9月に支援を表明した。また、キリバス政府も149万ドル支出する。キリバスの首都であるタラワ地区は、人口が密集しているにもかかわらず水の供給量が不足している状態だ。これら人口密度の高さ、水不足、衛生状態が下痢や赤痢など水にまつわる病気と密接に関わっている。この計画は、近代的な水供給のネットワークを作り水の供給量を増やすことでこれらの問題に取り組むことを目標としている。また、海水淡水化の設備も設置して2040年までに水の需要に応え、干ばつに備えるとしている。この計画は2027年に完工し、キリバスのインフラ・持続可能エネルギー省により管理されることとなる。(Radio New Zealand/DEC19, 2019)
キリバス
【経済・社会動向】
世界銀行が水道計画に対して1500万ドルの支援を承認(キリバス)
2019.12.20