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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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はしかの流行で死者が60名に(サモア)

サモアで、はしか感染による死者数が60名となった。死者のうち、8名を除く全ては4歳以下の子供だという。サモア保健省は12月3日から新たにはしかに罹患した患者数は171名で、全体で400名を超えたと発表した。重体である20名の子供を含む177名が病院に隔離されており、8日連続で死者数が増加している。サモア政府は全国民に対する予防接種を急務としており、12月5日6日は、公共施設やサービスは休業として予防接種の支援に回ることとなっている。また、不要不急の国内旅行は禁止され、人々は家で予防接種団の到着を待つように指示が出されている。また、ホテルなどを除く民間施設も休業を要請されている。保健省の発表によれば、12月3日時点で6か月から4歳までの幼児の接種率はUporu島とSavai’i島で73%、5歳から19歳は86%、20歳から35歳の女性の79%が接種済みだという。サモア政府ははしかの予防接種を義務付け、6か月から60歳までが接種可能となっている。多くの人々が伝統的なまじない師などを訪ねたりしていることから、首相は、予防接種プログラムを阻止する者は警察が収監するとまで発言した。(Radio New Zealand/DEC06, 2019)