報告によれば、現在はパプアニューギニアの60%の世帯が太陽光発電による電灯を使用しているが、これは2年前は2%だったということが明らかになった。世界銀行の組織である国際金融公社IFCの調査によると、パプアニューギニアは途上国で最も高くオフグリッドソーラーを使用している国だ。180万人の国民がこのオフグリッドソーラーの電灯と携帯電話の充電を使用している。パプアニューギニアのIFCの代表であるVivian氏は、今までケロシンを使用していた発電がソーラーに変わっているということは環境にも人々にとってもよいことだと述べる。パプアニューギニアは2050年までに国の計画として再生エネルギー使用率100%を目指している。(Radio New Zealand/AUG8, 2019)
注:オフグリッドとは送電系統(電線を伝って電力会社から家などに送られる電力網)を指し、その送電系統と繋がっていない状態(オフ)の電力システムのこと。オフグリッドは電力会社の電力に頼ることなく、身近にある太陽光や風力などの自然エネルギーを電力に変え、使用する事ができる。環境に負担をかけない自然エネルギーを主電源とし、電気の自給自足を可能にするため、どんな場所でも安定した電源を確保できるシステム。
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
太陽光の恩恵にあずかる(パプアニューギニア)
2019.08.16