国連教育科学文化機関の一組織である政府間海洋学委員会は太平洋諸島に固有の知識が海洋を救うための科学的な根拠を伴っていると述べた。政府間海洋学委員会(IOC)の Vladimir Ryabinin氏が、国連のいわゆる「海洋の10年」に関する9回にわたる世界会議の第1回目の締めくくりのスピーチで言及した。ヌーメアにおけるワークショップでの最近の国連の調査では、海水温度と酸度の上昇が、魚類と生物多様性に悪影響を及ぼしていると結論付け、2030年までにこれを食い止めないとならないとしている。Ryabinin氏は、「伝統的な知識により、解決法が形作られ、それが大変役に立つのだ。」として、太平洋諸島に伝わってきた伝統的な固有の知識が科学的な海洋保全の根拠をも伴っているとしている。
太平洋地域
【海洋問題】
太平洋諸島固有の知識が海を救う科学を伝えている(太平洋諸島)
2019.08.02