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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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マラぺ新首相 国家再建を最優先を表明(パプアニューギニア)

パプアニューギニアの首相に選出されたマラぺ氏は、初のスピーチで、税制改革、経済再建、公共部門の再建などを約束し、国家再建を誓った。18分間にわたる所信表明演説でマラぺ氏は国旗の前で国民の支援を仰いだ。 「私は首相となって我々の国が置かれている状況をよく考えてみた。そして私は、我々の課題がとても大きく立ちはだかっていることに気が付いた。」とマラぺ首相は演説の中で述べ、この演説は全国に放送された。「国会議員はもちろん、公務員そして国民一人一人の努力が必要だ。」と述べた。また、一方で、マラぺ氏はパプアニューギニアは祝福されており、チャンスにも恵まれているという。天然資源である石油、ガス、ミネラル、魚、森林が豊富でありかつ人口は多様でかつ若い人々が多い。にもかかわらず、これらの資源は一部の人に牛耳られ、経済は疲弊し、教育、健康、法律など様々な問題が山積しているのも事実である。演説の冒頭、マラぺ氏はまずは公共サービスと公共部門を再建すると述べた。マラぺ氏が首相として最初に手を付けたのは資源部門で、資源部門の法律を再検討することを発表した。またマラぺ氏は経済の多様化と、首都以外の地域での経済発展の促進を公約した。各地域の強みを見つけてそれを資源として産業またはツーリズムを強めていくということだ。また国中にはびこる汚職についても根絶することを約束した。前首相のオニール氏は自分自身の周囲も含めて汚職追放を掲げながらも、首尾よく実行できたとは言えない。マラぺ氏は「私の政府には過去に起こったことも隠すことができない。指導者も含め全員が法に従うべきだ」と述べた。マナぺ氏の演説は長時間にわたり公約は大きいが、その公約をどのように実行していくのか手掛かりは乏しかった。(Radio New Zealand/JUN06, 2019)