フィジーはWHOの要件に適合する太平洋諸島初の緊急医療チームを組織した。FEMAT(フィジー緊急医療支援チーム)は被害発生から24時間から72時間以内に太平洋諸島のどこへでも完全な医療の機能を提供できる。チームは医師4名、看護師11名、薬剤師、環境専門家と3名の物流専門家からなる。最大の運用で、1日100名までの国際的基準の緊急救護活動が提供できることとなっている。FEMATは今月Suvaにおいて、オーストラリア、ニュージーランド、フィリピンなどからの査察者によりWHOの包括的な審査を、また、5月10日には運用能力についての審査を受けた。WHOのSean Casey氏は災害多発のこの地域にとってこの規模での運用能力があることは大変重要だとして、「隊員はすべてフィジー人ではあるが、フィジーの国内のみならず、太平洋諸島のために出動できる体制となっている」と述べた。WHOはまた、太平洋諸島それぞれの国において、緊急医療体制を確立することも取り組んでいる。(Radio New Zealand/MAY14, 2019)
フィジー
【経済・社会動向】
太平洋諸島初の緊急医療チームを組織(フィジー)
2019.05.16