アジア開発銀行(ADB)は太平洋諸島への再生エネルギーへの大きな投資により、電力コストを下げ、へき地の人々のアクセス向上に寄与すると報告している。ディーゼル発電に大きく頼ってきたことと、地理的および経済的規模のために、太平洋諸島は世界の中でも電力コストが高い地域である。しかし、ADBのエネルギー専門家であるAnthony Maxwell氏は、早くから再生エネルギーに投資を始めた国はすでにその恩恵を被っているという。「再生エネルギーと安くなった料金により多くの恩恵が経済に流れ込んでいることは明らかだが、加えて再生エネルギー設備の発電能力の向上もみられる」とMaxwell氏は言い、「電力へのアクセスが比較的不便な国々もかなりあるが、再生エネルギーの電力がより低価格となれば、家庭などに社会的恩恵をもたらすことが出来るだけでなく、学校や病院なども恩恵を被る」と期待を寄せる。(Radio New Zealand)
太平洋地域
【経済・社会動向】
【中国・台湾進出動向】
ADBと再生可能エネルギーへ舵取り(太平洋島嶼等)
2019.02.21