太平洋の国々はお茶と同様にカバを健康飲料として販売促進している。バヌアツ、フィジー、トンガ、サモアは生産しているカバの品質を世界水準まで引き上げようと努力している。WHOと国連食糧の業期間は食品規格品質基準を定め、安全、品質、公正さのガイドラインを食品取引の際に求めている。バヌアツの科学者でありカバの専門家のVincent Lebot氏は基準に沿うことが、「カバは健康良い」という評判を守ることになると指摘する。
「ヨーロッパやオーストラリアでカバの販売が禁止されたのは、カバ自体が何なのか、そしてそれをどう使うべきなのかを誤解されたことにより起きてしまったことだ。このように基準が小さい企業にもいきわたれば、南太平洋地域において安全な産業を確立する盤石な基盤ができるようになる。こうしたガイドラインにより、カバは国際的に、伝統があり健康的な飲み物であることが認識されるようになる。」とLebot氏は述べる。
南太平洋のカバは、ニュージーランドのキウイ、ダージリン紅茶、ブルーマウンテンコーヒー、スコッチウイスキーなどと同様に生産地の魅力がある。カバは安全な製品であり、原産地で用いられている品質を守りたいのだ。Lebot氏によれば、ガイドラインにより、カバが、その抽出物を用いたピル、カプセルなどと混同して捉えられ、2003年にヨーロッパでカバ製品が禁止されたようなことがなくなるという。(Radio New Zealand/NOV 2018)
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カバの品質向上へ(バヌアツ)
2018.11.15