キリバスは、人々が生活する23の島における世帯数および組織数などのデータを更新するプロジェクトを開始した。このデータは、リソースが正確な情報に基づいて分配されるように開発計画や政策に役立てられる。まずは、GPSにより世帯が把握され、その後、年齢や性別を更新する。
プロジェクトにおける社会指数調査、世帯当たりの収支調査、人口及び世帯数調査、これら3つの統計調査が活用される。このプロジェクトはSPC(太平洋共同体)とUNFPA(国連人口基金)の合意協定によって開始された。また、調査費用はオーストラリア政府より拠出される。太平洋共同体の開発のための統計部門長であるOfa Ketuu氏は、「良いデータは良い政策の基本だ」と述べる。このプロジェクトをとおしてキリバスは開発の裏付けとなる情報を用い、意思決定できるより良い状況になるという。国連人口基金の太平洋島嶼国情報検討評価グループ議長であるBruce Campbell氏は、「このプロジェクトによりキリバスが国として基本的データを収集し分析する能力を構築できるようになるとしている。非常に重要な政策や開発に関わるプログラム決定において、データを活用することが着実に増えていっていることを大変うれしく思う」と述べた。(Radio New Zealand/Aug6, 2018)
キリバス
【経済・社会動向】
キリバス政府GPSをデータ収集で活用(キリバス)
2018.08.10