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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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ナウル豪ABC放送の取材不許可(ナウル)

PIFS(太平洋諸島フォーラム)サミットをホストするが、その際、豪ABC放送の取材を禁止し、入国を拒否すると発表した。アムネスティはこれについて、批判的報道に対する抑圧であると非難した。アムネスティ―のMinar Pimple氏は、その地域のイベントをホストするということは、その地域のメディアに対してオープンである責任を伴い、報道に関しての規制を設けることはできないと述べる。ナウルの主張によれば、ABC放送は、ナウルの内政干渉や大統領を中傷しただけでなく、誤った報道をしているので、ABCの記者に対してのビザの発給はしないとしている。Pimple氏は、ナウルでのオーストラリアから受け入れている難民の扱いについては、報道及び大衆の関心の的であり、今回のナウル側の対応は、そうした難民たちを非人間的に扱っていることを物語っているのではないかと述べた。オーストラリア首相のマルコム・ターンブル氏は、「ナウルの主権を尊重すべき」としながらも、「ABCがはじかれるのは残念」と述べた。ニュージーランド外相のウィンストン ピーターズ氏は「声高に何かを主張する前に、何が起きているのかをしっかりと把握したい」とした。オーストラリア、ニュージーランドの報道関係者からは、明白な報道の自由の侵害としてナウルの決定に対して強い批判が寄せられている。(Radio New Zealand/July 3, 2018)