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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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ウポル島の大半の珊瑚が枯死(サモア)

Marine Pollution Bulletin誌が、2016年にウポル島83㎞の海岸の123ヵ所で研究者チームが珊瑚の生育状態を調査したところ、ほとんどの珊瑚が枯死していることが判明したと報じている。調査地のうち約半分で生きている珊瑚は1%以下であり、80%の調査地では10%以下となっている。研究者たちは、以前には60%から80%が生きていたと考えられている珊瑚がサイクロンや津波に打ちのめされ、地球温暖化や地元住民の保護意識の欠如―公害、埋め立て、栄養分の流出、過剰漁-などで急激に枯死したとみている。しかし、サモアの海洋保護区域は拡大しており、珊瑚の保護対策も進んでいて研究者たちは悲観してはいない。(RNZI/ May 16, 18)