採取産業透明性構想(EITI-Extractive Industries Transparency Initiative)は、弱小島嶼国が巨大な国際鉱山会社に牛耳られないよう助力することにしている。鉱山企業にその国に支払った税額と鉱区使用料を明らかにしてもらい、当該政府が受取った金額を公表させるよう働きかける。Oxfam豪州の担当者は、EITIが国民に政府の責任を明らかにさせ、公正な資源開発収入を得させるよう働きかけていると述べている。公正な収入を得ることにより、学校、病院、道路などインフラ整備に投資できる。5月にシドニーでEITIの会議が予定されているが、鉱山開発に係る経験を語ってもらうため島嶼国からの参加が期待されている。豪州政府はEITI に賛同していないが、担当者は、豪州政府も、企業も太平洋地域で透明性の高い基準のもとに,　鉱山開発を行う意思を示す重要な時期が来ていると述べている。
(Radio Australia/ Jan.22, 13)