開発が進むガルフ州とシンブ州に原住民として居住するパワイア族(Pawaia people)の生活に大きな変化を与えている。パワイア族は長く他部族との接触なく、狩りと採集による孤立的な生活をしてきた。この地域で始まった石油・ガス開発に彼らはどのように開発に関わって行くのか理解できず、シンブ州に出かけたパワイア部族の代表が求めたのは教育と保健施設であった。また、他社会との接触を広めるため輸送と通信のインフラ整備も必要としている。地域開発計画は5年間にわたり5件の主要案件を実行することとし、資源開発企業、ガルフ州とシンブ州政府が共同で協力することが求められている。
(Post Courier/ April 15, 11)
パプアニューギニア
【鉱物資源開発動向】
石油、ガス発見は僻地の部族に脅威(パプアニューギニア)
2011.04.15