米国西部太平洋地域漁業管理委員会(Western Pacific Regional Management Council)が政府に書簡を送り、太平洋地域での漁業維持のため国立海洋聖域(National Marine Sanctuary)および海洋国立記念碑(Marine National Monuments)の設定を再検討するよう要望した。例えば、2009年に設定されたMariana Trench Marine National Monumentには国立海洋聖域にも設定する要望がなされている。また、米領サモアの国立海洋聖域は0.25平方マイルから13,581平方マイルに拡大されている。委員会は、米国全海洋の聖域および記念碑の設定拡大が漁業管理を軽視することになり、過剰漁業を防止するための科学的情報の入手および持続的な漁業管理に支障をきたすと警告している。また、委員会はマリアナ海峡およびハワイの海洋聖域設定を再検討するよう要望すると同時に、聖域での漁業制限を解除するよう求め、米国の海産物貿易に不利がきたさないよう要望している。((The Samoa News/ June 14, 17)
太平洋地域
【農水産開発動向】
WESTPACが海洋記念碑、聖跡での漁業制限解除を要求(太平洋地域)
2017.06.28