公正貿易を標榜する市民団体のthe Pacific Network on GlobalisationのWolfenden代表は改定経済緊密化協定(PACER-Plus)を精査する時間が足りないと述べている。同代表は極端に複雑な法律用語からなる膨大な協定文書は多様な社会に大きな影響があるため精査が必要だとしている。そして、各人が理解できるよう適切な説明会が開かれ、国民が理解できるまで6月14日の協定署名式は延期されるべきだと述べている。同氏によれば、協定に署名すれば豪州とニュージーランドが太平洋地域を経済的に支配することを認めるようなものだとして、フィジーとPNGが署名式に参加しないのはその証であるとしている。また、例えば、フィジーがマレーシアやインドネシアと貿易協定を結んで得られる独自の利益条件は、自動的に豪州とニユージーランドにも同様に与えなければならないようになっている。(RNZI /June 7, 17)
太平洋地域
【経済・社会動向】
改定経済緊密化協定の理解にもっと時間が必要(太平洋地域)
2017.06.21