2015年12月にバヌアツ国旗を掲げた中国はえ縄漁船が、クック諸島の排他的経済水域(EEZ)で操業していたことが2016年央にクック諸島側からの通知で発覚した。バヌアツ国旗掲揚漁船が中西部太平洋漁業委員会(WCPFC)のブラックリストに掲載されるだろうとクック諸島で報道された後、バヌアツ政府は船主と中国漁船に負担させ、クック諸島政府に相当額の罰金を支払うことで決着した。これによりバヌアツはWCPFCの違法漁船リストに掲載されないが、支払い金額はバヌアツの法規に基づき約18万米ドルとみられる。バヌアツは約136隻の漁船を有し、「違法、非報告、規定無視(IUU-illegal, unreported, unregulated)操業」の漁業を厳しく監視しており、半年前に国連食糧農業機関(FAO)から違法漁業対策推進国として認定証を授与されている。(Vanuatu Daily Post/ Dec.3, 16)