太平洋のマグロ漁獲削減目標は達成できず、年内にも新しい割り当て規制が必要だとされているが、中西部太平洋漁業委員会は、漁船数が増加している現実にコンセンサスが得られていないと懸念を示している。12月予定されている委員会で持続的な漁業を可能とするには、関係国にとって厳しい決定が必要であるとみられる。2008年に延縄漁船に漁獲重量制限が課されたが、メバチ漁が記録的な漁獲高になっている。そのため、ホノルル漁業(Honolulu fishery)は制限数を上回った場合、漁獲高を半減させ、7月にも漁業を中止せざるを得なくなる状態にあった。巻き網漁船は漁撈日制限があるものの、漁獲重量に制限がなく、二重基準だとの意見がある。巻き網漁では、アジアの造船場で現在45隻が新造中で、ただでさえ多すぎる漁船であふれている太平洋に、新造船が出漁する前に強力な漁業制限措置が必要であるとの意見もある。
(RNZI/ Oct.24, 13)