先週開催されたSamoa Tourism Exchange 2017で、参加した外国観光会社や旅行代理店などからサモアの観光開発に欠けているものは、言葉とサモア文化の真正性だと指摘されている。言葉の問題は中国と韓国から指摘され、サモア観光局の英国駐在員からはツーリストは文化および伝統的な生活スタイルの真正性を求めていると述べた。中国の観光会社代表は英語を理解する観光客は少なく、中国語、韓国語、日本語のガイドが必要だと述べた。韓国の参加者は直行便がなければ観光客への販促は難しいと述べた。また、サモア観光局の英国駐在員は、欧州からの観光客はサモアの歴史、ポリネシア文化、伝統、生活様式などを知りたがっていると指摘した。また、英国の場合は、多くの観光客は家族・親戚が多く住む豪州やニュージーランドを訪れ、二次的にサモアで「天国」を体験したいと望み、歴史的に関係のあるドイツやスイス、オーストリアなども同様な意見があげられると述べた。サモアの観光収入は1億4,300万米ドルでGDPの25%を占めるが、当局は過去5年平均で135,000人の観光客数を2019年には150,000人に増やしたいとしている。(RNZI/ April 13, 17)
サモア
【観光開発】
【環境・気候変動】
観光客増にアジア言語能力と直行便が必要か(サモア)
2017.04.25