在PNGの国連人道問題調整事務所(OCHA) は、2月27日早朝発生した震度7.5の地震でHela 州の首都であるTari市周辺が最も被害が大きいとみている。航空機からMt.HagenおよびMendi間の地上を調査したところ大規模な地滑りが発生しており、Komo南部でも大きな被害がでている。政府の緊急調査チームは、Hela州および南Highlands州で広範囲にわたる家屋、土地、インフラの破損・崩壊がみられ、未確認ながら多数の死者・負傷者が出ていると述べている。Tariでは少なくとも30本の携帯電話送信塔が倒れ、空港が閉鎖されたが、Moro空港とMendi空港が開港している。震源地周辺にはPNG LNG project, Ok Tedi mine, Porgera mineなど大規模鉱産物生産現場がある。オニール首相はHela, Southern Highlands , Western , Engaの4州に非常事態宣言を発出して、1億4,000万米ドル(4億5,000万キナ)の緊急救助予算を承認した。南ハイランド州のクツブ(Kutubu)では、道路が切断され航空機でしか行くことができない。(RNZI/ March 2, 18)
パプアニューギニア
【経済・社会動向】
Hela州で震度7.5の地震発生(パプアニューギニア)
2018.03.12