9月下旬サモアで第3回太平洋諸島気候変動予測会議(PICOF-3)が開催され、サモアのLemalu Lemi Taefu資源・環境副大臣が冒頭演説で最近の降雨や乾燥などの異状気候、多数のデング熱患者の発生、近づくラ・ニーニャ現象と熱帯サイクロン発生などのこの時期にフォーラムが開催される意義を強調した。PICOFは太平洋地域環境計画(SPREP)が世界気候組織(World Meteorological Organization)とPacific Met Desk Partnershipと共同で開催し、世界から気候問題専門家が参加して討議を行った。3年前の第1回会議では水問題、第2回は予報サービスと災害対応の専門家が参加して議論された。今回の会議では気候問題に対する保健部門の対応を議論するもので、声明書の原案は「太平洋諸島の気候および熱帯サイクロン予測と人類の健康に与える潜在的影響」であった。今回の会議には19の国・団体が支援し、豪州、韓国、カナダ、フランス、シンガポールの国の機関が参加している。(Samoa Observer/ Oct.2, 17)
太平洋地域
【経済・社会動向】
気候変動がもたらす健康問題(太平洋地域)
2017.10.16