ポヒヴァ首相の政治姿勢に対しトゥイバカノ(Tuivakano)国会議長がTupou6世国王に謁見したあと、国王は、理由を示さず国会の解散を下命した。議長は、2014年以来政府は憲法に違反する行為を繰り返し、内閣に権限を集中しようとしてきたと述べた。8月下旬、政府が警察本部長および警視総監を直接任命することができるという法案を提出した。これは現在枢密院の助言で国王が決めることになっている。政府は、また、国連女性人権協定(CEDAW)およびPACER-Plusの条約を国王の裁可を得ず署名しようとしたという。ポヒヴァ首相はこのような申し立てを否定したが、国民は議会解散の真意を理解しているとし、解散はトンガにとって民主主義を深化させる一つの過程であって、私は王室を守り、その権威を弱めようとしているものではないと述べている。また、枢密院が国王の権威を守りえるのかを見極めるのが私の仕事だとし、トンガの君主制は国家の統一と平和の象徴だとして政府は君主制を擁護するためにあると述べている。(RNZI/ Aug.31, 17)
トンガ
【経済・社会動向】
議会解散(トンガ)
2017.09.11