この5年間環境保護を訴えるKevin Iro氏が提唱してきた海洋公園案が党派を超える議会の圧倒的承認を得て通過した。公園の広さはメキシコの国土と同じ約200万㎢で、クック諸島の排他的経済水域と同じである。クック諸島海洋公園運営委員会の共同議長を務めるIro氏は、クック人の海洋を神聖視する見方は祖先から受け継いでいるものだとして単なる海洋以上の思いがあると述べている。今後、公園内での商業漁業や鉱業開発ができなくなる。プナ首相は、海洋公園の設定は生物多様性と海洋・岩礁・島の自然遺産の保護と経済成長をバランスよく維持しながら持続的成長を図っていく枠組みを提示してくれるものだと述べている。(Cook Islands News/ July 13, 17)
クック諸島
【経済・社会動向】
世界最大の海洋公園案承認(クック諸島)
2017.07.24