先のホニアラでの太平洋諸島開発フォーラム(PIDF)の場で、イスラエルの企業と参加国首脳がソロモン諸島で船舶会社を設立する企画書をソロモン諸島政府に提出した。
イスラエル企業のEli Tiles代表は、太平洋地域には船舶会社が1社あるのみで、競争もなく運営されていることを設立理由としている。イスラエル鉄道とイスラエル港湾会社の副社長を歴任したEli Tiles氏は1社のみの独占企業では輸送物資が高運賃となり、島嶼国の経済発展にマイナスであると述べ、来週にでも設立準備に入る意向を示した。Tiles氏は太平洋が遠隔地にあり、イスラエルにとって馴染みの薄い地域であるが、事業開発の可能性が高く、善意にあふれた人々の住む天然資源の豊富な地域であると述べている。太平洋の各島嶼国は人口が少なく、複数の国が参加して多国籍企業を作り結束して、事業を展開し経済発展をとげていくことが肝要だとも述べている。(Solomon Times/ August 26, 16)