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PACIFIC ISLANDS NEWS [ 太平洋諸島ニュース ]

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蚊媒体ウイルス、ジカ熱の伝染源は仏領ポリネシアか(太平洋地域)

最新の研究によると、ジカ熱病などの媒介病が仏領ポリネシアを発生源として世界に広まっていったとみられる。研究者によると、2015年以来南米で広まった熱病の系統は仏領ポリネシアで見つかった遺伝子にほぼ近いもので、特に仏領太平洋および欧州からブラジルに伝染したことを示唆している。ジカ熱ウイルスは仏領ポリネシアの人口の3分の2に伝染したと推測されている。2013年11月から2014年3月までに仏領ポリネシアでは、ジカ熱ウイルスから伝染したと考えられる神経系統併発または自己免疫疾患の患者が69人いたが、その中にギランバレー症候群患者が42人含まれている。フランスの研究者は、ジカ熱ウイルスに伝染した妊婦から小頭児や異常な頭部奇形児が生まれていることに注目して、その原因を探究している。フランスのWeekly Epidemiological Bulletin はジカ熱ウイルス発生の原因は不明としているが、その生存条件は十分考えられるとしている。また、ウイルスのキャリヤーと考えられる2種の蚊が生息していることが分かっている。(RNZI/ July 6, 16)