バヌアツ政府は、領有権で紛糾している南シナ海問題で、国連憲章(United Nations Convention)298条に照らして中国が発表した「2006年宣言」(China’s 2006 declaration in light of Article 298 of the United Nations Convention)を尊重するとして、関係当事者間で、領有境界や海洋管轄権などを友好的かつ平和的に話し合いで解決するよう望むとする声明を発表した。サルワイ首相は、「これまでの関係国間の合意は第3者機関で検討するべきものであり、関係国の権利要求は歴史的、文化的史実に基づき判断すべきものである。国際機関の法的判断を含む片務的な手段によるいかなる仲裁勧告も、対話も、友好的な協議も国連憲章に基づくものでなければならない」と述べている。(Vanuatu Daily Post/ May 26, 16)