最近行われた総選挙で、世界でも名の知れたトニー・デブルム(Tony de Brum)外相が幾人かの他の閣僚と同じく落選した。12月4日発表された選挙結果では、クリストファー・ロヤック(Christopher Loeak)大統領率いる内閣の半数が議席を失っている。デブルム外相は地球温暖化問題で島嶼国を擁護する活躍で知られ、パリのCOP21会議でも大きく注目された。ラジオ・ニュージーランドの現地通信員は、デブルム外相は外相として当然の活動をしてきたが、選挙区であるイバイやクワジェリンの住民は長年にわたり生活の変化も見られず、地元の問題にも意識を持って行動してほしかったようだと伝えている。(RNZI/ Dec.7, 15)
マーシャル諸島
【経済・社会動向】
デブルム外相が議席を失う(マーシャル諸島)
2015.12.22