政府は11月23日最近の統計概要を発表した。2014年度のGDPは、建設関係が2.7%減に加え、運輸・倉庫・通信部門が0.6%減であったため全体で前年比3.4%のマイナスであった。2015年第3四半期の来訪者は8,387人で第1四半期と比べ8.6%増加した。2015年の月平均訪問者数は2,000人であるが、主要訪問先であるポンペイが全訪問者の50%強を占める。訪問者の内訳は、船員と航空機乗員が42%、観光が36%、商用及び職業従事が19%。国別では米国人が22%、フィリピン人が17%、日本人が11%、その他アジア人が20%であった。2014年度の輸出額は主としてマグロ輸出減の影響で前年度比20.4%減となった。輸入額は建設資材と燃料の輸入減で同じく13.7%であった。2015年第3四半期の物価指数は電気料金値下げのほか、輸入食品とサービスの減少で前年同期比1%の下落となった。しかし、衣料品とタバコはそれぞれ6.8%と0.09%値上げした。2014年度の雇用人数は前年度比2.3%の減の14,817人で、主に建設業界不況と公務員減少が影響した。(FSM Information Service/ Nov.25, 15)
ミクロネシア連邦
【経済・社会動向】
最近の主要統計概要(ミクロネシア連邦)
2015.12.08