ニュージーランドは2007年から果樹収穫期に近隣島嶼国から季節労働者を受け入れているが、2013年/2014年期に3,070人を派遣したバヌアツは次期シーズンに1,000人増を希望している。4月のサイクロン・パム災害からの復旧工事で経済回復を模索する政府としては外貨収入を得るためにも季節労働者の増加に期待しているが、園芸産業ばかりでなく、観光産業、漁業、建設、介護などの分野でも受け入れを要望している。また、今季1,200人を派遣したサモアは次期2,000人に増加するよう要望している。ただ、ニュージーランドの労働者団体は、島嶼国季節労働者の増加で自国労働市場が圧迫されることを恐れている。(Pacific Scoop/ Aug.17, 15)