マジュロで開催されたメバチ巻網漁ワークショップ(Purse Seine Bigeye Tuna Management Workshop in Majuro)で、2014年太平洋で漁獲されたマグロが過去最高の280万トンであったと報告された。内訳は、巻網漁が約200万トン、延縄漁が268,795トン、一本釣りや竿釣りで203,736トンである。この会議は12月の中西部太平洋マグロ類漁業委員会(WCPFC)年次総会への準備会合でもある。太平洋共同体(Pacific community)は、毎年マグロ生息数を調査していて、今年の161,299トンであったメバチの漁獲量は前年より5%ほど多いが過剰漁の続いている近年としては安定した漁獲高だとみている。他には、カツオが195万トン、キハダが608,807トンでともに過去最高であった。出漁した巻網漁船は、過去5年間に新造された75隻も加え302隻を数えた。今回の会議は4月のホノルル会議をフォローするもので、集魚器(FAD)制限、漁獲量制限、漁具の変更などメバチ漁の維持対策を検討するのが目的であった。(Mariana Variety/ Aug.21, 15)
太平洋地域
【農水産開発動向】
2014年のマグロ漁過去最高(太平洋地域)
2015.09.02