財務相を兼務しているトィラエパ首相は、総額7億8,540万タラ(3億3,280万米ドル)にのぼる2015/2016年度予算案を発表した。「身の丈に合った生活」を予算執行スローガンとして掲げ、昨年まで続いてきた垂れ流し歳出を控えるとしている。歳入額は6億8,901万タラ(2億、9190万米ドル)、歳出額7億8,535万タラ(3億3,270万米ドル)で、不足額の穴埋めには増税や税制改訂を考えていず、ソフト・ローンで調達する。しかし、ソフト・ドリンク、アルコール飲料、タバコ等に6.5％の健康税を課す。化石燃料には再生エネルギー税を課すことも検討する。昨年、後発開発途上国(LDC)から脱却したサモアとしては、いつまでも「開発パートナー」に依存することはできないことを自覚し、国家開発計画を真剣に検討して開発に優先度をつけて実行していかなければならない、と首相は述べている。((Observer/ May 27, 15)